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  「縁の下の力持ち」

                       松崎蔵つくりたい広報部 松 本 晴 雄

 松崎町の「国文祭」=「鏝と漆喰のアートフェステバル」も、名目的には26日で終了
したことになる。そして広報部としての私も、総括しなければならない時期が到来した。

 藤田洋三氏が絶賛してくれた「絵本・土蔵ができるまで」を役場よりいただき、早速、
妻に「素晴らしい絵本ができたよ」と手渡した。ややして「なぜ、細田栄作さんの名前が
ないの?」という疑問を投げかけてきた。

 私へ絵本の文章依頼も、影の編集者・細田さんの考えがあってのことである。この絵本
のことばかりではない。実際の「松崎夢の蔵」作業を影で支えてこられたのである。

 もちろん、関賢助代表の温和な、職人としての人柄に惚れての参加者たちである。しか
し、体調は完全ではなく全般の気配りはできない。それを彼はアシストしてくれたのであ
る。2年間もの長丁場、よく支えてくれたと、かねがね私は感心しながら見守ってきた。
一生懸命過ぎるので、多少のいざこざもあったが致し方ないことである。

 そのためか、町のHPに「松崎夢の蔵HP」はリンクを貼ってもらえなかった。公では
町公社「長八美術館」、私たちがお願いして「町観光協会」、「静岡新聞・ゆうゆうネット
伊豆」…。それもHP運営者・私の人格も影響しているようで、提案を「小言」と解釈さ
れてしまうからである。

 ただ平穏なのが「文化」とするのが、役人根性。たぶん、この文章も「悪口」と解釈さ
れ、口を聞いてもらえなくなろう。

 私は、細田さんに文章を書く能力があれば、この誤解はすべて解かれるだろうと思って
きた。光る泥団子も、蔵つくりたい結成も、土扉プロジェクトも彼の発案、発展によると
ころが多大で、「鏝と漆喰のアートフェステバル」の最高の功労者といえる。

 私がこの「ぶらっと・地方ライター」になったきっかけも、彼の「蔵つくりたい」への
「一日一善・ポイント」が目的での働きからであった。その戦略により「ぶらっと賞」が
いただけたのである。

 私は、彼のことを「観光仕掛け人」と、評価してきた。平成2年「帆船日本丸」を誘致
した張本人である。また、白石康次郎さんの「ヨットによる単独無寄港世界一周」、「2
つの世界レース」(白石さんは彼のことを「師匠」呼ぶ)。「砂鉄からナイフ」、「伊豆アド
ベンチャ-レ-ス」、「モスクワ大学留学生との交流」、「日露親善」など企画・サポート、
成功させたのである。

 なお、せめての慰めは「鏝絵コンクール」に初入賞である。(下段=表彰式と作品)


 

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