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  「中塗り用土づくり

                         松崎蔵つくり隊事務局 細  田 栄 作

 12月13日(土)午前9時より、伊豆文邸裏で「中塗り用土づくり」が行われた。荒
壁用の土よりも、より精度が要求される作業である。

 まず荒壁用の余り土に砂が混ぜられる。それを鍬や足で練り込み、篩(フルイ)にかけ
る。石などの混ざりものを除去するためである。それに藁を細切れした「スサ」を入れ、
再び鍬と足を使って練るのである。(画像@が藁のスサ)

 私は、前回の荒壁用土練りで腰を痛めてしまい、今回は少し手伝う程度の作業しかでき
なかった。それほど大変な重労働なのだ。職人さんたちは「鉢巻き」(屋根際の壁)に漆
喰を塗るための金網張り作業に回ったため、8人の作業となった。みんな一生懸命、一日
かかる。この作業によって皆は翌日起きられるだろうかと心配になる。

 再び一ヶ月間程度寝かせる。来年1月中旬になって中塗り作業が行われる。遅々として
はいるが着実に「松崎夢の蔵」は完成に向かって進んでいることを実感する。

                                           20.12.14 

  

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