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  「松崎夢の蔵(仮称)」

                         松崎蔵つくり隊広報部 松 本 晴 雄

 ボランティアガイド(ふるさとガイド松崎)して嬉しく活動源となるのは、「心安らぐ
町ですね」と、お客様から声をかけていただくことである。「良き明治のたたずまい」と
いうか、なまこ壁の家が散見されるからであろう。でも、今では途方もない経費が必要と
なる。やがては消え去る運命をたどるのか、私の脳裏にはそんな思いが去来する。

 「蔵作り隊」=名田いく子さんが、何回となく書かれているのでご存じだろうが、そん
な危惧の念が有志を立ち上がらせたのである。これまで伊豆文邸なまこ壁修復などの実績
を残す。

 来年2009年は、全国文化祭「しずおか2009」が開催される。その会期だけで蔵
が完成できるはずはない。そこで伐採された木材を利用して製材することから、植木の移
動をして地拵えなど、1つ1つ作業を積み上げていく。「文化」とは歴史を学び、いかに
具現するかの勝負なのだ。

 本来なら独自のHPを立ち上げてPRすべきなのだが、寄り合い所帯、まだアドレス取
得などが出来ていない。以下は、役場発表の記事を掲載する。会員となって参加される方、
注目関心をもっていただければ幸いである。

 
 松崎では、本格的な土蔵づくりは70年ほど前に施工以来実施されておらず、現在の左
官職人でも小舞かきからなまこ壁までの全工程を経験する機会はありませんでした。幸い
にも、平成18年度に、なまこ壁技術伝承事業により伊豆文邸のなまこ壁修復作業を行う
機会を得、多くの貴重な経験を積むことができました。

 今回この経験を生かし、なまこ壁の土蔵を新築することにより、その歴史的な価値を広
く認識していただくと共に伝統技術の掘り起こしと継承を図り、内外に左官のまち松崎町
を広くアピールしていく契機としたいものです。また、平成21年10月に静岡県で開催
予定の国民文化祭事業への参加についても視野に入れ、平成20年度からの2カ年継続事
業としての取り組みを考えています。

 施工にあたっては、なまこ壁技術伝承事業補助金を活用し、作業は、松崎蔵つくり隊を
中心にボランティアと左官職等が協働で取り組み、材料についても、古民家の瓦の再利用
や間伐材を活用し、経費的にも廉価になるような対応を考えています。
 土蔵の設置場所は、伊豆の長八美術館前の町有地とし、完成後は町の施設としてボラン
ティアガイドなどの待機所やバス待合所の活用も期待されます。

◎今後予定している活動
 役場のページに掲載されていますので、こちらを見て行動してください。

◎ボランティア心得
参加者は、軍手を持参してください。
交通費、日当は支給しません。
作業が1日になる場合には、昼食を支給します。
ヘルメットのある方はご持参ください。
保険には、事務局で加入します。
作業日程は、町ホームページで確認してください。
雨天時における当日作業の可否については、松崎町役場日直(電話:0558-42-1111)に確
認してください。


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